6課

Q0:

この課で学習する新出語彙を教えてください。

A0:

こちらのページをご覧ください。

 



Q1:

この課で学習する大切な文型は、何ですか。

A1:

「~は~を(動詞)ます」の形の動詞文です。

第4課、第5課では「~は(動詞)ます」「~は~へ(動詞)ます」 の形の動詞文を学習しましたが、この課では目的語がある他動詞文を学習します。この課で学習する動詞は「食べます/飲みます/読みます/勉強します/買います/見ます/(電話を)かけます/書きます/します/聞きます」などの他動詞です。



Q2:

この課で学習する大切な学習項目は、何ですか。

A2:

5課でも「(乗物)で」のような手段、方法を示す助詞の「で」を学習しましたが、 ここではさらに「日本語で話します」や「はしでご飯を食べます」 のような使い方を学習します。

また、「長野県へスキーに行きます」の目的を示す助詞の「に」も学習します。その他に「もう」「まだ」などの副詞を学習します。

 



Q3:

この課では、どんなことが話せるようになりますか。

A3:

 ここでは目的語を伴う動作が話せるようになりますから、4課5課よりさらに会話の幅が広がります。「日曜日に何をしますか」「何を食べますか/食べましたか」 などお互い質問しあうといいでしょう。また、「もう」「まだ」などを使って、したことや、 まだしていないけれどもこれからするつもりがあることなどが話せます。

「おしゃべりタイム」を参考にしてきのうの一日の生活を話してもらうのもいいですね。



Q4:

教科書以外に、支援者が用意したほうがいいものがありますか。

A4:

「食べます/飲みます」などの動作の絵カードやいろいろな食べ物、飲み物の絵や写真があると「~を~ます」の文型練習をするときに役立ちますね。

65ページにも絵がありますから利用しましょう。

また「箸、ナイフ、フォーク、スプーン、はさみ」などの絵や実物があると、 「~で~を~ます」の練習ができますね。

 



Q5:

「もう」と「まだ」はどのように導入したらいいでしょうか。

 

A5:

学習者の実際の状況を使うといいでしょう。

もし、12時か1時ごろでしたら、「もう昼ごはんを食べましたか」と、尋ねることができます。 「いいえ」という答えが返ってきたら、「まだです」を教えましょう。

ただし、時間が遅すぎたら、この会話は成り立ちませんね。 もし4時ごろだったら、晩ご飯に近い時間ですから「いいえ、まだです」ではなくて 「食べませんでした」になってしまいます。

時間の設定はとても大切です。

また「まだ、食べていません」と教えたくなりますが、「食べて」というて形はまだ勉強していませんので、注意しましょう。

ほかにも「もう、ひらがなを全部勉強しましたか・覚えましたか」 「もう、7課を勉強しましたか」などの質問を使うのもいいでしょう。

 



Q6:

たくさん助詞がありますが、学習者は使い方をよく間違えます。どうしたらいいでしょうか。

 

A6:

 

6課までに「は/の/と/から/まで/に/へ/を/で」などの助詞が出てきましたね。

69ページに助詞の復習問題がありますからここで確認しましょう。

間違えやすい助詞についてはもう一度戻って基本の文型を復習するのもいいですね。創意工夫を大いに発揮して、様々な方法を開発してください。