15課

Q0:

この課で学習する新出語彙を教えてください。

A0:

こちらのページをご覧ください。

 



Q1:

この課で学習する大切な文型は、何ですか。

A1:

14課で勉強した「て形」を使った表現をさらに勉強します。「~ています」には動作の進行を表す意味のほかに「レストランで働いています/めがねをかけています」などの表現があります。

また、「~てもいいですか」という許可を求める言い方や 「~てはいけません」という禁止の言い方も勉強します。どれも日常生活の中でよく使い、すぐに役立つ表現です。「手紙の書き方」や 「1日に3回」などという表現についても勉強します。

 



Q2:

この課では、どんなことが話せるようになりますか。

A2:

仕事や習慣や現在の状況やなどについて話せるようになります。

また、相手に許可を求めたり、やってはいけないことなどについても話せるようになりますから、 日常生活がスムーズになるでしょう。

 



Q3:

教科書以外に、支援者が用意したほうがいいものがありますか。

A3:

職業に関するものの絵や継続して行う動詞の絵カードなどがあるといいですね。

それぞれの地域のごみの出し方や学校などのルールが書いてあるものなどもあれば準備しましょう。

予定表や薬の飲み方などの書いてあるものもあるといいですね。

 



Q4:

文型Ⅰの「日本語教室で勉強しています」は 14課の「食べています(動作の進行)とどう違いますか。

A4:

「銀行に勤めています/レストランで働いています/日本語を教えています」など、職業や習慣化された行為を表しています。

「毎朝、ジョギングをしています」など学習者が毎日行う行動などについて話すとわかりやすいと思います。一方、「食べています」は「今、~ています」と言うように、現在の動作の進行を表しています。

 



Q5:

文型Ⅱの「めがねをかけています/結婚しています」 の「~ています」はどんな意味を表していますか。

 

A5:

「めがねをかけます/結婚します/知ります」などは瞬間動詞と呼ばれ、 瞬間的に起こる動作を表します。それを「~ています」を使って話すと、その結果の存続や状態を表す表現になります。

「セーターを着ています」など衣類の装着表現や、

「兄は結婚しています/大江健三郎を知っています」など状態について話すときに使います。

「~ています」の否定形はすべて、「~ていません」(着ていません/結婚していません)になりますが、「知っています」の否定形だけは、「知っていません」ではなく「知りません」になるので、教えるときに注意しましょう。

 



Q6:

文型Ⅲの「お風呂に入ってもいいですか」はどのように教えますか。また、その返事はどうなるでしょう。

 

A6:

「~てもいいですか」は許可を求める表現です。

社会的なルールを聞く場合と「窓を開けてもいいですか」 と他の人に個人的な行為の許可を聞く場合にも使います。

OKの場合は「はい、どうぞ。/いいですよ。」などと答えますが、 反対の場合、「だめです。/いけません。」ではちょっと表現が強すぎますね。

そんなときは「ちょっと・・・・。 /すみません。寒いですから。」など言葉を濁したり、 理由を言ったりして断ります。

社会的なルールや医者や先生に許可を求めたときの返事では

「だめです/いけません」という禁止の表現を用います。

 



Q7:

文型Ⅳの

「~てはいけません」

はどのように教えますか。

 

A7:

規則などで許可できないときの禁止の表現です。

公共の場所で使うことが多いですから、ごみの出し方や 公共施設でのルールなどについて話すといいでしょう。

「おしゃべりタイム」にも実生活でよく見かける標識やマークが出ていますから、 その意味を考えながら、練習してください。

学習者の国や日本でやってはいけないことにについてお互い話してみるのも、習慣の違いなどがわかって、おもしろいかもしれません。

 



Q8:

文型Ⅴの「使い方」はどう教えますか。

 

A8:

作り方は、「使います(ます形)+かた → 使い方」です。英語の「how to」という意味になります。「この字の読み方がわかりません。/ATMの使い方を教えてください。」などと言います。

 



Q9:

文型Ⅵの「1日に3回」について、どう教えますか。

 

A9:

予定表や薬の飲み方がかいてあるもの、 教科書に書いてある図などを使って説明するとわかりやすいと思います。