Q1:
この課で学習する大切な文型は、何ですか。
A1:
1.「~とき」
2.「~間に」
3.「~と」
の3つが大切な文型です。
Q2:
この課では、どのようなことが話せるようになりますか。
A2:
「ひまなとき、音樂を聞きます」「夏休みの間に、海へ行きたいです」のように、「いつ」「どんなとき」に何をするか、いろいろ話すことができます。
また、「と」を使って「物の使い方」や「道案内」の表現ができます。
Q3:
教科書以外に、支援者が用意したほうがいいものがありますか。
A3:
二つの文を表す絵カードや「道案内」で使う地図を用意します。
Q4:
「とき」「間に」の前の動詞や、形容詞は、どんな形になりますか。そして、練習はどのようにしますか。
A4:
「とき」「間に」の前の動詞と「「い形容詞」は普通形になります。 ただし、「な形容詞」「名詞」は普通形の「~だ」
ではなく、「~な/~の」になります。
形容詞、名詞、動詞の絵カードを使って、どんな状況かを説明して、練習します。
また、支援者と学習者が実際に場面をつくって、演じてみるのも楽しいでしょう。
支援者: マルタさんはひまです。何をしますか。
マルタ: 音楽を聞きます。
支援者: ひまなとき、音楽を聞きます。 … など。
Q5:
「タクシーを降りるとき」と
「タクシーを降りたとき」
は どのような違いがありますか。
A5:
①タクシーを降りるとき、お金を払いました。
(時間的な順序は「お金を払う」→「降りる」です。このときまだ、タクシーの中にいます)
②タクシーを降りたとき、忘れ物に気がつきました。(時間的な順序は「降りた」→「気がつく」です)
「日本へ来るとき」「日本へ来たとき」も、地図など使って、話し手がどこにいる時のことか示すと、分かりやすいです。
Q6:
「V辞書形+と」は どう教えますか。
A6:
「と」はある事柄が起こると、必然的に別の事柄が起こることを表します。「このボタンを押すと、きっぷが出ます。」は、券売機の絵を描いたり、
「まっすぐ行って、右に曲がると、学校があります。」は、 地図を使ったりしておしえましょう。
Q7:
この課ではどんな教室活動ができますか。
A7:
「こんなとき、どうしますか」と「~はどこですか」を使って いろいろな質問ができます。
「さいふをなくしたとき、どうしますか」
「交番へ届けます」
「地震が起きたとき、どうしますか」
「机の下に入ります」
などと練習します。
「保健所はどこですか」、「区役所はどこですか」は「と」を使って、 「信号を左に曲がるとあります」などと答える練習をします。 これで身近な場所が説明できるようになります。