13課

Q0:

この課で学習する新出語彙を教えてください。

A0:

こちらのページをご覧ください。

 



Q1:

この課では、どんなことを学びますか。

A1:

10課から勉強してきた形容詞の、比較の形をまなびます。

 



Q2:

この課の大切な文型は、何ですか。

A2:

文型Ⅰ: ~は~より(   )です。

文型Ⅲ: ~と~と、どちらが(   )ですか?

~のほうが(   )です。

文型Ⅳ: (疑問詞)が、いちばん(   )ですか?

~がいちばん(   )です。

*(   )の中は形容詞



Q3:

大切な文型の中に、

文型Ⅱの「~は~ほど・・・ないです」がないのは、どうしてですか。

A3:

学習者によります。理解できる学習者には 「9月は8月ほど暑くないです」も教えてください。

ただし、「ほど」は、後の形容詞が否定形のときしか使えないことに注意してください。

「より」は否定形・肯定形の両方に使えます。「AはBよりおいしくないです」 「AはBほどおいしくないです」は、どちらもBという比較の基準を示して、 Aの方が度合が低いことを表しています。

「より」が断定的で明白であるのに対して、 「ほど」はAの度合の低さとともに基準となるBの度合の高さを強調している面もあります。従って、所有物、能力、外見などに関しては、「ほど」を使う方が無難と言えるでしょう。

 



Q4:

文型Ⅲで「~のほう」を使っていますが、たとえば「8月と9月とどちらが暑いですか?」 「8月です」という答えではいけませんか。

 

A4:

確かに「8月です」または「8月が暑いです」だけでも答えになります。しかし、比較する二つの中の一方を選ぶという意味で「~のほうが」を使うことを定着させてください。

 



Q5:

文型Ⅳを教える時の注意点は、なんですか。

 

A5:

まず、どんな疑問詞があるか、確認しましょう。

なに、どれ、だれ、どこ、どの、いつなど。

この文型は、3つ以上のものや事柄の中から、選択する表現です。 それらのことばと疑問詞を合わせることができるように、注意してください。

たとえば、スポーツだったら「なに」、季節だったら「いつ」でたずねます。

 

 

 



Q6:

会話にでてくるカレーの「甘口」「中辛」 などは少しむずかしいと思います。それに、今まで甘いはsweetと勉強してきましたが…

 

A6:

そうですね。確かにカレーと甘いは結びつかないようですね。学習者に必要なければ、カレーは除外して他のことで比較の文型を使えばいいでしょう。

ただ、学習者が主婦で、特に国際結婚している場合でしたら、興味を持つ話題でしょう。 できたら、カレーのパッケージを見せてあげてください。 甘口は子供用、中辛は少しマイルドなどと説明して、話題を広げると楽しいと思います。

 



Q7:

おしゃべりタイムに出てくる「面積」や「築」などは、 どのように説明したらいいのでしょうか。

 

A7:

面積は、図を描いて広さを示せば、すぐ理解できます。「築」も家をいくつか描き、現在2006年として、「この家は2000年につくりましたから、築13年です。」「この家は1977年につくりましたから、築36年です。」と説明すれば、わかると思います。

 



Q8:

13課では、どんな教室活動ができますか。

 

A8:

これらの文型をしっかり覚えれば、 形容詞の学習で豊かになった会話がもっと広がるはずです。

グループレッスンの場合は是非、学習者同士の国の比較、すんでいる地域などを話題にして、 互いにQ&Aをするようにしていただきたいです。